利用場面別の正しい使い方

2.水田場面の雑草防除

●水田耕起前の雑草防除
耕起前に生育しているドショウツナギ

イ.ラウンドアップハイロードの使用目的

1)

耕運・代かき作業の障害となる越年生(春)雑草の防除。
2) 耕運・代かき→田植後、再生育をするスズメノテッポウなどの防除。
3) 田植後、本田で問題となる多年生雑草:キシュウスズメノヒエ、セリなどの防除。


ロ.特長と利益

1)

ラウンドアップハイロードは、“雑草の葉から入って根まで枯らす”除草剤ですので雑草の再生を許さず、確実に枯らします。
2) 暖地、西日本では、越年生・春雑草の生育が揃った3月〜4月の早めに散布しても、耕起 時期まできちんと防除します。
3) また、東日本などでは、耕起の3〜10日前に散布して、雑草を鍬込んでも再生し、生きかえることはありません。
4) 多年生雑草:キシュウスズメノヒエ、セリなどが、かなりの密度で生育している場合、ラウンドアップハイロードの散布で、地下部の根まで枯殺し、田植後、本田での、これら多年生雑草の問題を大きく低減させることができます。
5) 耕起3〜7日前に散布しても、稲に安全で、土にも残りません。散布で、土壌面へ落下した有効成分は、直ちに土壌粒子に吸着されて、不活性化し、効力を失います。従って、その後に作付される水稲には安全です。土壌粒子に吸着・不活性化した成分は、引き続き土壌中の微生物によって、容易に分解・消失されます。

キシュウスズメノヒエ(ヨバイ草)
セリ   クログワイ   サヤヌカグサ


ハ.使い方
1) 西日本:5月下旬〜6月中に田植を行う地域

イ)一般の越年生・春雑草防除:

これら雑草の発生・生育が揃った3月始めから耕起前7日、100倍液 25〜50L/10アール散布
ロ)多年生雑草防除: キシュウスズメノヒエ、セリなどを出来るだけ発生させ、かなりの密度に生育し、茎葉長が20cm前後か、それ以上になった時で、耕起前3〜10日、50倍液 25〜50L/10アール散布

2) 東日本:4月下旬〜5月上旬
一般の越年生・春雑草防除:耕起前14〜3日、100倍液 25〜50L/10アール散布


ニ.使用上の注意とお勧めポイント

1)

散布7日〜3日後に耕起する場合、雑草はまだ青々として枯れてないが、殺草成分のグリホサートが既に雑草体内に吸収・移行されていますから、耕起又は代かき後、その雑草は再生することはありません。
2) 散布には多頭口で、「ラウンドノズル25」のブーム散布を用いると省力・均一散布が出来ます。
3) キシュウスズメノヒエ、セリなどの防除は、出来る限り発生・生育させて大きくしてからの散布の方が、効果確実となります。また、完全な根絶には稲刈取後の散布も組み合わせて使用することをお勧めします。


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