利用場面別の正しい使い方
8.林地の雑草木類防除と造林管理

イ.地ごしらえ:ラウンドアップ除草剤による地ごしらえ


○特徴・利点

1.

非選択的にほぼすべての雑草・雑かん木類を地下部の根まで枯死し、次年度以後の再生を大きく防止します。
2. 大型低木類も切り株処理か立木注入処理で枯殺出来ます。そして、次年度以後の萌芽を防止します。
3. ラウンドアップ除草剤を使用した「地ごしらえ地」では、植林後約2年間は下刈り作業を省略できる可能性があります。
4. ラウンドアップ除草剤は”吸収移行型”、緑色の葉などに散布液がサッと極く軽く付くだけで地下部まで枯らします。従って、10アール(1,000m2)当り20L程度の楽な少液量散布で地ごしらえができます。
5. 植林される植栽木には安全です。

●草丈の低い雑草木類の防除:散布処理

使用時期

防除する雑草木

ランドアップ除草剤使用薬量

水で希釈倍率

散布液量
植付け前年の夏〜初秋で雑草木の生育盛期 ススキ、ササ類、クズ等の多年生各種雑草、落葉雑かん木類 1,000ml/10アール 20〜30倍 20〜30L
/10アール


(注)

準備地ごしらえ地では、比較的丈の低い雑草木類の防除が主体となりますので、散布処理を中心に行ないます。


-
散布は、バッテリー噴霧器を用い、「少量散布用ラウンドノズル25」を装着して散布すると、10アール(1,000m2)当り、20〜30リットル程度で散布出来ます。
- 地ごしらえ地では、植栽木への飛散害の心配はないので、出来るだけ噴口を高くして飛散を利用して、広い面積を散布できる様にして実施する。

●大型低木類の防除:切り株処理、又は立木注入処理

先行地ごしらえ地などでは、比較的丈の高い大型低木類が主体となりますが、植付け前年の6〜10月に、次の「切り株処理」か、「立木注入処理」により枯殺し、地ごしらえを実施する。


切り株処理
切り株処理

処理時期:

6月〜3月
希釈倍数: 原液、または2倍液
処理方法: 伐採当日に切口全面に散布または塗布処理
立木注入処理
立木の幹へ刻み目注入処理

処理時期:

6月〜10月
希釈倍数: 原液、または2倍液
処理方法: ナタなどで幹の周囲にそって維管束部(篩部)まで達する刻み目を作り、その刻み目に散布または塗布処理
樹皮剥離処理

処理時期:

6月〜10月
希釈倍数: 原液、または2倍液
処理方法: 幹の樹皮を円形状に約5〜10cm幅で維管束部(篩部)まではがし、その部分に塗布、又は噴霧します。


大型低木類の防除手順



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