動画でみる グリホサートの安全性Chapter6パンやお菓子からグリホサート成分がごく微量検出されたとしても、 一日摂取許容量(一生の間、毎日食べ続けても安全な量)以内なら安全性は守られている

合庭

あともう一つですね、これも非常に多いんですけど、パンやお菓子からラウンドアップの主成分グリホサートが検出されたという、これもSNSの投稿で非常に多く出てくるのですけども、こちらについてもお話伺ってよろしいでしょうか?

唐木氏

そうですね、それも週刊誌なんかでよくある誤解というふうに言えますね。

合庭

そうなんです。週刊誌なんかでは「食べてはいけない〇〇」とかですね、よく記事としてあるのですけども、こういった記事に対して、先生はどのようにお話をされますでしょうか?

唐木氏

そうですね、これもさっきお話したような「量と作用の関係」というのと、それから一日摂取許容量、という2つの要素があるというように言えます。よく週刊誌なんかで出てくる「パンで検出された量」というのは、細かい数字で言うと0.1から1.1ppmという量。
これは0.1から1.1mg/kg程度の量ということになりますけれども、これは一日摂取許容量からいうと、(体重50キロの)大人だったら1日50mg。体重15キロの子供だったら15mgということになるわけですけれども、それを超えなければいい。

そのパンをどれだけ食べたら一日摂取許容量を超えるのか、こういう計算をしてみれば安全性がわかるということになります。

その計算をしてみると、体重50キロの大人だったらパンを1日に50kg食べなくてはいけない。それから体重15キロの子供だったら、やっぱり体重と同じ15kgを食べなくてはいけないということになるわけですね。体重と同じ量のパンを食べられるのかということを考えてみると、そのようなパンを食べても安全だということはわかるだろうと思います。

合庭

例えば、8枚切りの食パンですと1枚45gですので計算すると、大人ですと1,000枚以上1日に食べないと、ADIには達しないということになるということですよね。

唐木氏

そういうことですね。

当サイトでは、サイトのサービス・利便性向上をご提供するため、クッキーを利用しています。
クッキーの使用にご同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
また、当サイトの使用を継続すると、クッキーの使用に同意いただいたものとみなします。
詳細は「データ保護/個人情報保護について」をご参照ください。